英語の勉強を始めてみたい。いつかTOEICも受けたいなぁ。と漠然と考えているけれど、手始めに何をすればいいかお悩みの方は多いのではないでしょうか。
ちょうど昨年の私と同じです。
『下の子が入学するこの機会に、自分も何か勉強を始めよう』と思い立ち、昨年の春に英語の勉強を始めました。
↑当時書いたブログです。何年かかるかわからないけどTOEIC750点目指します!と書いています(750点にした理由は、履歴書に書いたらある程度評価してもらえる点数だとネットで見た為)。
勉強開始から約1年4ヶ月、先日受けた初TOEICで、なんとその目標を達成することができました!!

正直、750点に到達するにはあと何回か受けないと到底無理だと思っていたので、驚きの結果で感無量です。
勉強を始めたはいいけど何をすればいいの? 苦手な分野と言ったって、自分は英語の全てが苦手なんだよ!!
と思っている、私と同じような方がいらっしゃれば、ぜひこの記事を読んでみてくださいね。
勉強当初の私のレベル
『ゼロからはじめる』とタイトルにしていますが、私がどの程度英語に対して初心者だったかを書いておきます。
○英会話教室等に通った経験・・なし
○留学・ホームステイ経験・・なし
○洋楽を聴く習慣・・なし(聴くなら邦楽)
○私立4年制大学(偏差値40前後)卒業・・もちろん英語系の学部でもないです
○勉強開始当時に知っていた一番難しい単語・・government (政府)
英語とは縁遠い人生でした。汗
1年目にやったこと①(基礎づくり)
勉強を始めて1年めは、まず英語に慣れること、苦痛に思わない程度に持続することのみを考えていました。
中学の英単語をさっとおさらい
私の場合で言うと、中学で習う英単語として載っているものの半分くらいは分かりませんでした。
でも中学単語は、日本語からもイメージしやすいものが多いです(trafficとかeventとか)。
ここは数日でサッとおさらいしましょう(全て覚え切らなくてもいいと思います。英語に向かって一歩距離を詰める感じで)。
おすすめは、わざわざ中学用の英単語帳を用意するのではなく、一般的な英単語帳の巻末ページに、中学で習うものとして数ページでまとまっているようなものです。
中学単語のためだけに一冊仕上げるよりも心理的なハードルが低いのでさっと済ませる気持ちになれます。
※中学英単語レベルはOK!な方はもちろん飛ばしてください
大学受験用の英単語も徐々に入れる
中学の英単語が終わったら、次は高校生が使うような英単語帳に載っている単語も入れていきます(この段階ではまだTOEIC用の単語帳は使いません)
入れていくと言っても、単語帳と首っ引きで赤シートで隠して・・というのは負荷が高くて嫌になってしまう可能性が高いと思って(シンプルに言うと嫌でした)
私が主に使っていたのは音声です。
掃除をするとき、買い物中などにイヤホンでひたすら単語帳の音声を流していました。
『聞き流しは効果がない』などとも言われますが、私は確実に効果があったと言い切れます(その代わり回数に関してはかなりの量を聞いています)。
ポイントは、日本語、英語が両方流れる音声のもの。
本を見なくても単語と意味が分かるのでおすすめです。
↑私の激推し単語帳&音声CDです。これがなければTOEICは受験すらしてなかったと思われます。それくらい私にとっては重要な1冊。
ずっと流していても苦痛ではない楽しさのある音声です。
詳しいレビューはこちら↓ 音声をたくさん聞くことでリスニング対策にも◎
文構造(SVOC)の基礎を勉強
とにかく苦手意識のあったSVOC(文構造)。
ちんぷんかんぷんなまま、とりあえず板書を丸うつししていた学生時代の記憶があります。
大嫌いだけど、せっかく英語を勉強するならSVOCも含めて分かるようになりたい・・と思うようになったのでこれを克服することを目標にしました。
TOEICの勉強を本格的に初めてからもこの時の勉強が役に立っているのを感じます。
SVOCについての説明を読んでも何だかさっぱり分からない。あるいは分かったような気がしても、実際英文を前にしてSVOCを振ってみようとしたら全く歯が立たない。
そんな方におすすめの本がこちらです。
詳しいレビューはこちら↓
この本が終わったら、他の英文解釈の参考書や問題集に取り組んでみると、文構造が前より分かるようになった自分(完璧ではないにしても・・)が感じられると思います。
私が取り組んだのはこの本ですが、全ての文構造が書いてあるし、音声CDがついていて音読の練習もできる充実の内容になっていておすすめです。
『書き込みノート英文解釈』に出てくるのは短文なので、長文へのステップアップに良いと思います(TOEICでも英検でも長文は出てくるので)。
難易度別にレベル1〜4までありますよ。
1年目にやったこと②(できるだけ英語に触れる)
ずっと机向かっての勉強だと、嫌けがさしてくることもあります。
分かるようになってきた!!という実感が生まれだすと勉強も楽しいですが、いくらやっても身についたような感じがしない・・参考書を読んでも難しくて進まない・・という時期は勉強から脱落しやすいです。
なので、1日の中でとにかく英語に触れたらOKということにしていました。
○英語で手帳を書く
○スマホの設定を英語にする
○洋楽・洋画を見る
○英語アプリ(トーキングマラソン)
↓↓
英語をフレーズごと“まるっと”覚えられる&発音も上手くなる【トーキングマラソン】まずは2週間無料でお試し!
などなど。
これだけハードルを下げてもなおサボっていた日はもちろんたくさんありますが、『自分は英語に対して意識高い人』と思い込むことで、英語学習を細く長く続けていくことができました。
1年目にやったこと③ (そのときにやりたい本をやる)
勉強していると、自分はココが分かってないからもっと詳しい本が欲しいなぁ、こういう問題をもっとやりたいなぁ。等の感情が出てきます。
書店やネットやamazonで調べて良さそうな本を購入していました。

私は最初何故か『長文が読める=英語ができる』というイメージがあって(今は、“聞ける“や“話せる“も必要だと思っています)こう見ると英文読解の本ばかりに偏っています。
自分とはレベルが違いすぎる本を買ってしまったことも何度もありますが、寝かしておけばいつか自分がその本のレベルまで行ける時が来ると信じています。笑
ということで、これだけおすすめ本を紹介しておきながら矛盾していますが、自分が『コレがやりたい!』と思った本で勉強するのが、英語学習が続く秘訣かと思います。
まとめ
英語学習の初期は、とにかく『英語学習から離脱しない』ということが、最重要だと思います。
TOEICをいつか受けたいと思ってはいたけれど、最初の10ヶ月〜1年ほどは『TOEIC』と題名についているような本ではなく、学生さん向けの参考書などをメインで使い英語に対しての抵抗感を少なくするように努めていました(もう学生さんではなくなって何十年も経つ主婦ですが😉)。
上記のような勉強を1年近く続けた後、少しずつTOEIC対策本や単語本を取り入れ、最終的には模試などを解き半年足らずで目標の750点を超えました。
基礎や英語にただ触れるだけの時間があったからこそ、TOEIC用の勉強も頭が吸収しやすくなっていたと感じます。
今回は、超初心者の方に向けて初期の勉強法について書きましたが、何か参考になることがあれば嬉しいです。