英語学習を始めたことをブログに書いたのは、今から1年と4ヶ月ほど前になりますが
先月、初めてのTOEICを受験してきました。
学生時代は英語が好きだったどころか全く興味がなくて、完全に英語コンプレックスを抱えたまま大人になってしまった私(読めない・聞けない・話せない)。
そんな自分がまさか、進んでTOEIC会場に足を運ぶことになるとは。。
人生何があるか分からないですね・・!
さて本記事では、初めてTOEICを受ける方に向けて、色々な細かい疑問点などをまとめて解説します。
全くの初心者の私が、受験手続きから用意、受験当日と経験した中で、頭に浮かんだ疑問点と実際はどうだったかなどです。
どなたかの参考になれば幸いです。
※尚、本記事のTOEICとは、『TOEIC L & R(リスニング&リーディング)』のことになります。
申込方法と料金は? →オンラインで7810円
申込は、インターネット(オンライン)からのみとなっています(2023年現在)。
https://www.iibc-global.org/toeic/test/lr/guide01.html
申込の前にに会員登録が必要です。
料金は、テスト1回につき7810円(税込)。
支払い方法は、各種クレジットカード、コンビニエンスストア支払い、楽天ぺイがありますよ!
割引などはある? →2回目以降はあり
IPテストという団体受験の場合を除き、初回のテストは通常価格(7810円)のみ。
しかし、2回目以降はリピート割引なるものがありますよ。
リピート割引とは・・前回のTOEICテストの半年後から3ヶ月間は、割引価格(7150円)で受験できるというもの。
TOEICはほぼ毎月テストが実施されますが、たとえ半年後から3回連続で受けたとしても、割引が適用になるのは1回のみです。
しかし嬉しいことに、リピート割引で受験した、そのまた半年後にも割引が発生します!
つまり、定期的に自分の英語力を測りたいと思ったら、6〜9ヶ月おきにTOEICテストを受けるようにすれば、2回目以降ずっと割引価格で受けられるということです。
注意点としては、前回のテストと同じIDを使わないと割引適用になりません。
会場はどのように決まる?指定はできる? →指定できない
指定できるのは受験地のみ。会場指定はできません。
つまり、受験地『大阪』を選択することはできるけれど、その中の例えば『大阪学院大学』会場で受けたいと思ってもそこまでの指定はできないということです。
どの会場になるかは、申込時に選択する『受験地』と、申込者の『郵便番号』から振り分けられます。
自分が受けに行く試験会場は、受験票を見ればわかります(試験日の約2週間前までにハガキが届く)。
ここで、予想外に自宅から遠い会場に決定してしまった・・という場合も、残念ながら会場の変更はできませんのでご注意くださいね。
持ち物や準備するものは? →チェックを入念に
色々ある中で、絶対に忘れてはいけないのが受験票と身分証明書です。
この2つを忘れてしまうと現地近くのコンビニで調達することもできず、試験が受けられなくなります。
時間配分の為の必須アイテムである腕時計も、忘れると痛手ではありますが、会場に壁掛け時計があればそれで乗り切れますね(筆者が受けた会場には時計がありましたが、ないところもあるそうです💦)
・受験票(証明写真を貼っておく)
・身分証明書(写真付きで有効期限内のもの。コピー不可)
・筆記用具(鉛筆またはシャーペン、消しゴム 各複数個用意)
・腕時計
・マスク※2023年4月〜マスク着用は任意
・薄い羽織物(冷房対策)
・飲み物
・のどあめ
・使い慣れた参考書や単語帳など
・髪をまとめるゴムやクリップ
持っていく時計は? →音が鳴らないもの
絶対チェックすべきは、音が鳴らないタイプの時計であること。
スマートウォッチもNGです。
試験中に、ピッ等の電子音を鳴らしてしまうと退場となってしまったり、採点してもらえなくなることもあるので細心の注意を払うようにしましょう。
デジタル時計orアナログ時計は、ご自身で使いやすいものを選ぶと良いです。
1分1秒も無駄にしたくはないTOEICなので、ひと目で時間がわかりやすい時計がベストです。
部屋割り・席順は? →指定席です
会場に着くと、受験番号により部屋割りが発表されているので、間違えずにその部屋へ入るようにしましょう。
部屋に行くと、さらに席順が貼り出してあります。
前の席の方がリスニングが聞きやすい・後ろの方が集中できる・・など誰でもいろんな思いはありますが、全て運次第となります。
ただ、本番テストの前に音声テストが行われるので
その時に、あまりにも聞こえづらいなどがあれば申し出れば、席の移動をさせてくれるなど何らかの対応をしてもらえます。
休憩時間はあるの?トイレはどうする? →試験中には休憩なし
休憩時間はありません。
リスニングからリーディングに移る区切りにも休憩はありません。ぶっ通しで2時間受け続けるテストです。
やむを得ない場合、手を挙げてトイレに行くことは可能です。
が、当然その間時計が止められるわけではないので、自分の持ち時間が少なくなります。
TOEIC(特にリーディングパート)は時間との戦いです。
大袈裟ではなく1分1秒を惜しむ姿勢で臨んでいる人が大半だと言えるでしょう(時間が減っても問題ない超上級者をのぞく)。
ですので、試験中にトイレに行かなくても済むように、試験前は水分量などに気をつけたいところです。
問題冊子は持ち帰れる? →持ち帰り厳禁
問題用紙の持ち帰りは禁止されています。さらには問題用紙への書き込みも一切認められていません(後述します)。
問題用紙にも名前を書く欄があり、記名を求められます。
そしてテストの終了後に全員分が回収され、数が揃っているかのチェックが行われるので確実に持ち帰れないシステムになっています。
そのため、帰って答えを調べたりということができないのが辛いところであります。
TOEICが終わった!何かできることは? →Twitter見てみよう
問題冊子が持ち帰れないので自己採点はおろか、何割くらいは合ってそうだな、等の見当もつかないTOEIC。
一体自分はどれくらいできたのか?!?!ということが知りたくてしょうがないけど、テスト結果が見られるまでは2週間以上あるので、できることと言ったらソワソワ待つしかありません。
でも、こんな時に頼りになるのは日本全国のTOEIC受験者の方々の記憶です。
Twitterで TOEICと検索すれば、同じ日に受けた人たちの感想や、あの問題の答えはコレにしたよ〜等の情報が見られます。
『!こんな問題出たよね〜』『やっぱり?! 難しいと感じたのは自分だけではなかったんだ!』など、試験後の落ち着かない気持ちをいくらかなだめてくれました。
結果(スコア)はいつ分かる? →約17日後
結果は、オンライン開示と郵送の2回。
郵送に先立ってオンライン開示があり、そこでスコア(点数)が知れます。
最短で確認できるのがオンラインです(試験日から17日後の正午 ※日米の祝日が影響した場合、ズレることがあります)。
17日、かなり長く感じました。でも、郵送はさらに時間がかかります(試験日から30日以内に封書で発送)。
なのでオンラインで確認したい方がほとんどだと思います。
開示の日が来たらマイページからスコアの確認をすることになるので、TOEIC試験をオンライン申込する際に設定したIDとパスワードはしっかり残しておきましょう。
アビメ(項目別正答率)はいつ見られる? →約19日後
アビメというのはTOEIC界隈(?)での通称で、正式名称はabilities measured(アビリティーズメジャード・項目別正答率)といいます。
棒グラフで英語能力を示したものになります。
SNSなどではアビメと呼ばれていて、実際のアビメを載せて結果を報告されている方もよく見かけます。
なので、TOEICを受けたことなかった私にとってアビメは憧れでした。これぞTOEICを受けた証し!みたいな。
さて、このアビメが手に入るのはいつかというと、
●オンライン・・試験日から19日後を目処に、ログイン後のページに発行されます(デジタル公式認定証)。
●郵送・・試験日から30日以内に封書で届きます(公式認定証)。
※筆者の場合、6月25日に受けて7月25日に届いたので、ちょうど1ヶ月後でした!
初心者が知っておくべき注意点
TOEICには、入試や英検等とは違う、独自の決まりごとがあります。
他の試験と同じ感覚で受けると、注意を受けたり、場合によっては途中退出をしなければならなくなる可能性もありますので、しっかりと『TOEIC流』を認識しておきましょう。
問題用紙に書き込みをしてはいけない
特にPart7(長文)などは、問題文のポイント部分に下線をしたり固有名詞に印をつけたり・・が許されるならばもう少し問題解くのもスピードアップできる気がしますが、書き込みは✖️なので我慢です。
書き込み禁止の理由としては、問題漏洩の阻止、ビジネスシーンでの実践的な実力を測るため等と言われています。
普段の学習でスラッシュリーディングをしている人などは、事前に書き込みなしで長文を読む練習を積んでおくのがおすすめです。
リスニング中に、リーディングの問題を見る・解くのは禁止
リスニングとリーディングは1つの冊子になっているので、見ようと思えばリスニングテスト中にリーディング問題を見ることができます。
が、リスニングの時間中にリーディングの問題を見ることは禁止されています。
反面、リスニングの問題であれば、いくら先の問題に進んで読んでもOK。
なのでリスニングの間はリスニングの問題のみに集中しましょう。
まとめ
TOEICを初めて受けるときには、試験内容以外にもいろんな疑問や不安が出てきます。
入試や英検を受けたことがある方でも、TOEICの独自のルールをしっかりチェックしておくことで安心して試験に臨めると思います。
いわゆる試験や勉強といったものとはすっかり離れた生活が長かった私でも、無事に受けてくることができましたので、気負いすぎることなくリラックスして実力を出し切ってきてくださいね。