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英語学習

話題の英語本!「英語日記BOY」あらすじと感想

話題の英語本!「英語日記BOY」あらすじと感想

突然ですが、「英語日記BOY」という本をご存知でしょうか。

英語学習をしている人には

有名な本のようです。

『英語を話せるようになりたければ英語圏でしばらく生活するのが早道(無理なら英会話スクール)』

という事柄に対して

そりゃあ、そうできたら良いんだろうけども・・(お金がナイト無理ダヨネ・・

と思ったことがある人(もちろん私も)🙋‍♀️

この本を読めば、何か変わるかもしれません。

今日はそんな「英語日記BOY」をご紹介します。

書いた人

元ミュージシャンであり、現グラフィックデザイナーである新井リオさん著です。(1994年生まれ。若いっ)

英語日記を書き続け、英語が話せるようになった人』。
著者は、自らのことをこのように表現しています。

2013年に大学生だった僕は、日記を書き続けて英語が話せるようになり、2016年にカナダでデザイナーになった。(中略)2018年に帰国してからは、英語日記をInstagramで公開し、さまざまな仕掛けを加え、インターネット経由の仕事依頼だけで生計が成り立つようになった。(引用『英語日記BOY P.15より)

経歴はこのように簡単に書いてありますが、並々ならぬ努力と、すごい発想力と、物事の本質を見抜く力のある人だなぁと全編を読んで感じました。

内容(あらすじ)

第一章 考え方編

・大の憧れのミュージシャンが来日した際に「高校生の頃からずっと聴いていたんです!」という溢れる思いを伝えたかったのに英語が壁となり言葉がでなかった。

・アメリカ一人旅の最中、野宿しようとしていた自分を救ってくれた青年に感謝の気持ちを言いたかったのに“I’m sorry,Thank you.”くらいしか言えずに英語力不足を痛感した。

そんな経験から、もう「言えなくて悲しい」と後悔したくないと思った筆者は、英語が話せる』=『いま言いたいオリジナル英語フレーズが瞬時に出てくる人のこと』であると定義づけします。

自分が今後、発しそうな(言いたくなりそうな)内容を先回りして英語フレーズにしておき、自分のものにしておけば言いたいことが言えるようになるんじゃないか。

言いたくなりそうな内容とはすなわち、自分のことや自分の身の回りに起こったこと、考えていること。
つまり『日記』だ。

そう思いついた後の筆者の具体的な行動(日記を書くことに加え、オンライン英語、身の周りのミニ海外化、暗記のためのLINEやSiriの活用アイデア等)が詰まっています。

フリョウハハ

日記をただ書いただけで終わりじゃだめで、その表現を自分のものにするまでが大切なんだなぁ。

日本に居ながらにして『留学環境』を作る方法は、すぐにでもマネできそうな方法なんかも載っていて参考になった!

第二章 勉強編

第一章の勉強法のおかげで “オリジナル英語フレーズ“ を覚えることには成功していたけれど「瞬時に出てくる」点ではまだまだであると感じた筆者は、英語日記勉強法をさらに追求していきます。

・英語日記の書き方(ネイティブの知り合いが居なくてもネイティブニュアンスの文を作る方法)
・オンライン英会話にて日記を添削してもらう方法(具体的な依頼の仕方英文付き)
・そうして出来上がったオリジナル英語フレーズを完璧に自分のものにする方法(スマホの機能を最大限に活かすアイデア)

⇧第二章ではこれらが紹介されています。

フリョウハハ

正直かなりの精神力と強い意志がなければ継続は難しいよな・・という内容。

でも、確かな英語力とはそれくらいの努力の上に成り立っているんだなぁと思いました。

スマホにもともと搭載されている機能や、Twitter、Instagramを華麗に使いこなし、独自のアイデアで英語を自分の物にしていく姿は聡明・ストイック・現代的な若者(←おばちゃん目線)で眩しいです。

第三章 実践編

「カナダでグラフィックデザイナーとして生計を立てる」という目標を掲げた筆者は、カナダに渡ります。

ここで、通常であれば語学学校に通うことが多いですが、筆者は「通わない」ことを選択。

代わりに、①オンライン英会話1日3レッスン②現地人に話しかける③ファームステイ(農家ホームステイ)をする ことで、語学学校の10分の1程度の費用で、語学学校よりも英語に浸れる環境を作り上げました。

ファームステイ終了後はモントリオールに引っ越して、毎日英語10時間+デザインの独学練習を3時間する日々を送りました。

フリョウハハ

これを筆者は「修行期間」と書いていて、その1日のスケジュールは非常にストイック。

語学学校に通わないと決める際にも、無料体験を5校行った上で必要ないと判断するなど納得いくまでとことん考える、そして自分で決めた道だからと妥協を許さない姿がかっこいいです。

修行期間を過ごし半年が経った頃、ついにお金が底をつきそうになった筆者は、向上した英語力とデザインスキルを引っ提げて自らを売り込みにいきます。

フリョウハハ

ここから先の行動力やプレゼン力は特にすごい。自分なら日本でもここまで出来ない。

海外で夢を掴み取るための行動力と戦略に圧倒されました。

印象に残った言葉

著者である「新井リオさん」という方は、英語はもちろんなのだろうけど、それ以前に日本語がとても上手いなぁと思いました。

文章が腹の中に落ちてきやすいというか、するする読める一冊になっています。

そんな中、特に印象的だった言葉を挙げてみたいと思います。

・僕たちは、勉強・練習することを「デフォルト」として生きたほうがいい。
・スキルは「未熟でも使う」ことでだんだんと伸びていくが、多くの人が、未熟なものを世に出して笑われることを恥ずかしいと思ってしまう。
・人生は実験であり、アイデア次第でいくらでも楽しくなる。

これだけ抜き出して見ると、ふーん・・という感じかもしれません。
しかし本の内容を合わせて読むとかなり染みる言葉なので、まだの方はぜひ読んでみてほしいです。

まとめ

新井リオさん著「英語日記BOY」をご紹介しました。

お金がなくてもアイデアを駆使して日本で英語を習得し、世界に羽ばたいていった青年のお話。

「お金がなくても英語は話せるようになる」実体験に基づいた、英語勉強法の本になっています。

英語教育者やTOEIC満点の所持者が書いたのではない「自伝的学習本」。

英語学習法ももちろんですが、とにかく、何か策があるはずと探す力、試行錯誤する力、自身のアイデアによってデメリットをメリットに変える力。に長けた筆者に、英語だけに限らず見習いたいところがたくさんあるなぁと感じました。

気になった方がいらっしゃればぜひ、学習の息抜きに手に取ってみてくださいね。

新井リオさんのブログはこちら。←さすがデザイナーさんというおしゃれなサイトです。